ストリップ閉鎖!ラスベガス・ロックンロールマラソン完走レポート
“AllAbout”の旅行コーナーでアメリカのガイドを務め、自身も”アメリカ ビジターズカフェLa-Pan“ というサイトを運営する芦刈いづみさんから 今年から世界最大のナイトレースとなったラスベガス・ロックンロール・マラソンの完走レポートが届きました! “
12月4日、去年に引き続き、今年も参加してきました!ラスベガス・ロックンロールマラソン!今年は、史上初のナイトレースということで、ラスベガスが大好きな私たちはとても楽しみにしていました。当日は、少し寒かったですが、ネオンきらめくラスベガスの街中を観光しながら走ってきました!今回は、取材をする私、芦刈いづみとパートナーで写真家の飯富崇生の他に、私たちの友達とそのご両親も一緒に参加。その友達家族の話も交え、今回のレポートを書いていきます。
レース前日は、サンズコンベンションセンターで登録確認
レース前々日と前日は、ホテル、パラッツオの隣にあるサンズエキスポ&コンベンションセンターで、ラスベガスマラソンのためのヘルス&フィットネスエキスポが行われました。マラソン参加者は、全員、このエキスポに行き、自分のゼッケンをゲットします。
去年は、エキスポ会場でレース登録をし、当日出走も可能でしたが、今年のラスベガス・ロックンロールマラソンは、早い段階で完売になったのでエキスポ会場での登録はありませんでした。
ラスベガス・ロックンロールマラソンスタート地点
ロックンロールマラソンのスタート地点は、マンダレイベイ前。ここからハーフマラソンは、ラスベガスダウンタウンのフリーモントストリートまでを往復。フルマラソンは、前半にラスベガスの住宅地を走り、後半はハーフマラソンと同様にストリップを往復します。マンダレイベイのパーキングでは、スタート前からロックバンドによる無料ライブが行われ、ランナーと応援の人たちを盛り上げてくれました。今年のスタート時間は、フルマラソンが4時。ハーフマラソンが5時半。ハーフマラソンに出場する私たちは、4時半過ぎにマンダレイベイのパーキングに到着。夕日が沈みかけで、ちょうどラスベガスの街中がライトアップされ始めた頃。マンダレイベイは、夕日を浴びて黄金に光っていました。
5時半、いよいよハーフマラソンスタート
5時半になり、いよいよハーフマラソンスタート。ランナーは、コーラルと呼ばれる番号順にスタートします。ゼッケンは、5ケタまたは6ケタで、5ケタの場合は前1ケタ、6ケタの場合は前2ケタが、自分のコーラル番号。これは、参加登録のフォームの予想ゴールタイムが速い順に振り分けられています。今回、私たちは予想ゴールタイム3時間で出したので、私たちのコーラルナンバーは、36でした。
1コーラルは1000人で、約1分おきに、1000人がスタートします。昼間のレースだった去年はコーラルの順番を守ってスタートする人が多かったのですが、今年は夜で、しかも寒かったこともあり、みんな早目にスタートしたかったのか、あまりコーラルの順番は関係なくスタートした人が多かったです。
自分のタイムは靴に付けた計測器で計るため、コーラルの順番にスタートしなくても問題ありません。スタート地点をその計測器の付いた靴でまたいだところから計測がスタートし、5km、10kmと5kmずつ計測され、ゴールを踏んだところでタイムがストップします。
スタート地点では、ロックンロールマラソンらしく、1つのステージでブルースブラザーズのそっくりサンがライブをして、もう1つのステージでは、MCが盛り上げてくれていました。
ラスベガスの夜景を見ながら余裕の歩き
私たちがスタートしたのは6時10分頃。ちょうどMGMやニューヨークニューヨークのあるニューフォーコーナーで、走り終えて返って来た先頭の人とすれ違いました。そして、ちょうど1マイル(1.6km)が過ぎたべラージオ付近で、女子のトップと、車いすマラソンのトップの人たちが颯爽と駆け抜けて行きました。
私は、1マイルごとにタイムを記録しながら、歩きと走りをミックスしながら進んでいきます。ストリップの中心、ストラトスフィアタワーを過ぎるまでの平均速度は1マイル約16分~18分。夜のラスベガスストリップ(ラスベガスブルーバード)を閉鎖して歩けるなんて、夢のようで、写真を撮ったり、隣の人と話したり、沿道の応援に答えたり、かなり楽しく歩いて行きました。
ストラトスフィアタワーを過ぎたところから、西に少しそれ、住宅街へ。ストリップ沿いとは全く違って、応援も少なく、結構暗くなったため、どっと疲れが出て、ペースが落ちてしまいました。このエリアの速度は1マイル約22分。
しかし、そんな私たちの気持ちを盛り上げてくれたのが1マイルおきにいるバンドの皆さん!遠くから音楽が聞こえてくると、自然と足取りも軽くなります。さらに家の前にスピーカーを出し、エルビスプレスリーの「ビバ・ラスベガス」を爆音でかけてくれている方や、家の前で音楽を演奏してくれている方もいました。そんな応援に励まされながら、折り返しを過ぎ、7マイル地点を通過。半分が過ぎたとほっと一息。
あ、雨が!!
8時を過ぎた頃から、随分寒くなってきました。この日の私は、ランニング用の防寒長そでの上に半そでのTシャツ、そしてその上に長そでの上着を2枚着ていました。午前中のレースだった去年は、朝より暑くなると見越してTシャツと長そで2枚の合計3枚でスタートし、1枚は途中で脱ぎました。今年もそれでいいかなと思ったのですが、ナイトレースなので、気温が下がることを予想し、去年より1枚余分に着て行ったのです。ずっと体を動かしているので、服を着ている部分は寒くないのですが、冷たい風の当たる手が寒さのために震えてきました。スタートしたばかりのころは、携帯電話で写真を撮り、Twitterにアップ、時々USTREAMで中継もしていたのですが、ダウンタウンで折り返し、リビエラぐらいまで戻って来た頃から、手が震え過ぎて、写真を撮るのさえ難しくなってきました。ナイトレースに手袋は必須です。
この頃の気温は約0度。そして、ウィンラスベガス付近で、その寒さに追い打ちをかけるように雨が降ってきました。厚い雲に覆われたストリップ。寒さは増しましたが、上空を覆う雲にストリップの光があたり、あまり見たことのない幻想的なラスベガスになり、とても素敵な風景になりました。
いよいよゴール!
雨はゴール付近まで続きました。普段は注意して見ていないので気が付きませんが、ストラトスフィアタワーから、まっすぐストリップを見ると、べラージオまで見えるのです。「帰って来たー」と言う感じです。さらに、そのべラージオを過ぎた辺りから、いよいよゴールのマンダレイベイが見えてきました。ゴールはもうすぐです。10マイル以上も歩いて、足がかなり痛かったのですが、マンダレイベイが見えてきた頃から、歩くスピードがぐんと上がり、時々軽く走りながら、ゴールに近づいていきます。そしてマンダレイベイのパーキングでゴーーール!去年より速く戻って来られるかなと思っていたのですが、途中の雨と寒さで、タイム上がらず……。3時間50分と、去年より約10分遅いゴールでした。
歩き続ければ制限時間以内にゴールできる!
今年は練習の時間を取ることができず、ほとんど練習らしい練習はせずにマラソンに臨みました。普段の運動量はそんなに多くなく、3時間ほどのトレッキングを月に7日ほど。私の体力は人並み以下と言う感じでしょうか。
ラスベガス・ロックンロールマラソンの制限時間は、ハーフマラソンで4時間。13マイル(21km)ちょっとですので、1時間4マイル(5km)ちょっと進めばいい計算になります。これは、大人が普通に歩くスピードとほぼ変わりません。東京など都会に住んでいる人であれば、普段もう少し早いペースで歩いているかもしれません。
つまり、このマラソンは普段歩くスピードで13マイルを歩き続けることができれば、制限時間以内にゴールできるという訳。そんなに難しくないのです。
ラスベガス・ロックンロールマラソンならではのイベント
ラスベガス・ロックンロールマラソンで、忘れてはいけないのがマラソンウェディング。なんとマラソンを走っている途中で結婚式をしちゃおうという、簡単に結婚式ができてしまうラスベガスらしいイベントなのです。ウエディングドレスとタキシードに身を包んだたくさんの新郎新婦が、今年は、ミラージュの前で結婚式を挙げました!もちろん、この日に正式に結婚式を挙げても良いですし、すでに結婚しているカップルが記念として結婚式をしてもOKです。
また、このラスベガスマラソンは、たくさんのエルビスが走ることでも知られています。エスビスプレスリーの格好をした数百人が一斉に走る姿はとてもユニーク。もちろん、どんなコスチュームで走ってもOK。着ぐるみを来ている人、サンタクロースに扮している人、バニーガールなどなど。いろんな人がいました。
私たちもサンタクロースで参加しようと何軒かお店を回ったのですが見つからず……。結局、上は、ラスベガスのネオンの中でも目立つようにゴールドとシルバーのジャンバー。そして、下は、ナイトレースと言うことで、LAS VEGASの文字の入ったパジャマで走りました。
参加者インタビュー
今回ラスベガス・ロックンロールマラソンに、一緒に参加してくれたのは、私たちの友達の小川寿々子さん(32)と、ご両親の小川 正さん(60)と小川 絹子さん(59)。
正さんは、趣味がマラソンで、日本でも良く大会に出場されているそう。今回は、ゆっくり走って3時間弱でハーフマラソンを完走しました。絹子さんは、普段あまり運動はしませんが、ロックンロールマラソンに出ると決めてから、正さんと一緒に週2、3回練習をしました。今回は約3時間45分で完走。寿々子さんは、数ヶ月前に何度か練習した後は、ほとんど練習をせずに本番へ。やはり約3時間45分で完走しました。
皆さんの感想は、ただただ楽しかったとのこと。走りに余裕のあった正さんは、帰りはゆっくりラスベガスのホテルやマラソンの様子を写真に撮りながら走ったそう。その際、「アメリカ人がとてもフレンドリーで、みんなが笑顔で声をかけてくれ、英語は良く分からなくても、ジェスチャーなどでコミュニケーションができ、写真を撮り合ったのがすごく楽しかった」と語ってくれました。
普段運動をあまりしない寿々子さんと絹子さんは2人でゴールを目指し、正さんは一人で走りました。正さんからは、「夜のレースだったのでゴールが見えず、お昼のレースより、すごく短く感じた」と普段走りなれている方らしいコメントを頂きました。寿々子さんと絹子さんは、「母娘で、励ましながらこのラスベガスの街を歩けたことは、とても楽しかった。2人でゴールをした瞬間と、いち早くゴールしていた父親と再会した時は、とても感動をした」と感想をくれました。家族3人、とても素晴らしい時間を過ごされたようです。
最後に、またラスベガス・ロックンロールマラソンにまた出場したいかと聞いてみたところ、3人とも口をそろえて「もちろん参加したい!」とおっしゃっていました!もちろん、私たちも同じ気持ちです!皆さんも、来年は一緒に走りませんか?
最後にご覧ください!
今回のラスベガス・ロックンロールマラソンの様子を、動画と写真を使ってサイトにまとめましたので、ぜひこちらもご覧ください!アメリカニズム:http://us-americanism.com/?p=2399
動画:Youtube:http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=SzQiBwiAw0c
写真:Flickr:http://www.flickr.com/photos/americanism/
Sunny Sunny TARBEE Inc.
芦刈いづみ/飯富崇生
ラスベガス・ロックンロールマラソン 2010
昨年からロックンロール・マラソンに名称を変え、あの有名なLas Vegas Blvd. (通称 ストリップ)を封鎖してレースが行われるようになったラスベガス・マラソンが、今年も12月5日(日)に開催されます! ランナー達は あのおもちゃ箱をひっくり返したようなラスベガスの目抜き通りを、沿道のエンターテイナー達(エルビスのそっくりさん、ロックバンド、ショーガール、チアリーダー達)の声援を受けながら走ることができるのです。
スタートとゴールは ストリップの南に位置するマンダレイ・ベイ・ホテル。 そこから左手に ルクソール・ホテルのピラミッドやスフィンクス、ニューヨーク・ニューヨークの自由の女神、去年12月に出現した一大都市空間シティセンターエリア、ベラッジオの前に広がる湖、右手にパリスのエッフェル塔やバルーンなどを楽しみながら ダウンタウン方面へ。 ハーフマラソンでは ほとんど全行程でストリップを走ります。
ただし、ラスベガス・マラソンはれっきとした記録認定レースですので、フルマラソン、ハーフマラソンともに走破する時間制限がありますのでご注意ください(フルマラソンは5時間半以内、ハーフマラソンは4時間以内)
開催日時 : 2010年12月5日(日)
レーススタート : 午前7時00分スタート (マンダレイ・ベイ ホテルより)
競技種目 : フルマラソン 42.195km(26.2マイル)
ハーフマラソン 21.0975km(13.1マイル)
参加資格 : フルマラソンへの参加は, 大会当日の年齢が18才以上の方
ハーフマラソンへの参加は, 大会当日の年齢が12才以上の方
申し込み&詳細 : http://www.lvmarathonjapan.com/ (日本事務局サイトをご参照ください)
普段走ることのできない あの“ストリップ”がこの日だけ あなたのものに!
参加者 大募集中です!





